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遅咲きの靴職人

よく聞くことがある外反母趾とは、足の横アーチが弱くなってきて親指の付け根が外側に膨らむことです。

 

ハイヒールを履くからなりやすいと云われていますが、元々足の筋肉が弱い方は(日本人は筋肉が少ない傾向の民族とい云われています)なり易い傾向にあります。

 

スニーカーやローヒールなどを履いている高校生の方も外反母趾になっている事実があります。

 

ではなぜでしょうか?

 

1.間違った歩き方をしていた

 

歩く時につま先を使って踏み込まない歩き方や、踵に体重を乗せた状態で歩くなど。

 

擦り足や小股で歩行するなど筋肉を使っていないこともあげられるようです。

 

 

正しくは踵から着地してから足全体(足のアーチを使うのがポイント)に体重を乗せてから、つま先で踏み込んでさっそうと歩きます。

 

 

2.靴のフィッティングが合っていなかった

 

 

ハイヒールのパンプスは足全体が少しキツメにぴったりと合っていないと靴擦れや踵の擦れなど発生します。

もちろんヒールカップ(踵部)はピッタリ合っていないとスポ抜けなどして転倒のリスクが出やすいです。

特に足にトラブルがない方は問題ないのですが、外反母趾の方はつま先に負担が掛かりますので、低いヒールやストラップなどで軽減されると良いでしょう。

 

フォーマル靴の靴紐を緩めたまま履いている方が見えますが、足擦れなどトラブルになり易いです。

又、靴踵部の内側が削れや破れなどが発生することがあります。

本来、靴紐を締めた状態が足にピッタリ合うように設計されていますので締めて履くことをお薦めします。

踵の隙間、昔は指一本とか言っていましたが、正しくは踵側にしっかり付いた状態で靴紐を締めることをお薦めします。

履き方一つでスマートにもだらしなくも見えますので気を付けたいものです。

 

 特にスポーツで使用されるスパイクやシューズなどは合っていないまま激しいトレーニングを続けることで外反母趾などのトラブルになりやすいというお客様も実際に見えますので注意が必要です。